2016年 3月 出会いの旅 その2


はじめてお会い人なのにどこか懐かしく
出会ったことのあるような方と出会った、というのが前回までに書いたこと。
私の方からお誘いし、宿の高台にある
お部屋にお招きしました。
この方にどうしてもお見せしたいと思ったから。
普段こんなことはしたことがないのですが。

窓を開け放して野鳥の森のカラマツたちを
眺めました。
きれいでしょう、と口に出しましたが
自然の美しさの前には
言葉は要りませんでした。
二人とも無言でした。
露天風呂の湯でであったときに感じた静寂の時間がまた流れました。

見ず知らずの方と二人で
暮れゆく景色。
音も色もない雪と山土と木々、暮れゆく空。
長い人生の中ではほんの一瞬のような数分間でした。
言葉にならないきもちを
お互い口に出さずに語り合っていたような
同じ景色を眺め言葉にならない気持ちを共有できたような
雪のおかげ、軽井沢という土地のおかげ、ここに宿があるというおかげ
この宿を教えてくれた人のおかげ、また幾度もここまで一緒に来てくれた夫のおかげ
神様のおかげ。
今ここにいることは偶然でなく
小さな人たちの小さな手助けがあったから。

不思議な感覚でした。
時が止まったような一瞬なような永遠なような。

その方はどこまでも自然体でした。
私がどこかで亡くしてしまった素直、
明るく柔らかくフレンドリーでいて
堅苦しくなくきっちりとされていました。
あったばかりのひとなのに
なんでこんなにわかるのか自分でもふしぎでした。

わたしに今必要なものを
彼女を通じて
教えてもらった、、。。
そんな気持ちが胸に浮かびました。

別れ際、あとから教えてもらったのですが
彼女はごく普通の会社員をしながら
人々に必要な言葉を読み取り伝えることに使命を持って
携われている方でした。
びっくりしましたが
なるほどそういうことやったんや、と
腑に落ちました。
神様、神様ありがとう。

あの数分、沈黙の中で見た窓からの風景。
私の人生にはきっと必要な時間だったと思う。
出会いに感謝。ありがとう。
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by sumisya | 2016-03-26 23:36
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